
1. 導入:このブログの「普通ではない」性質
このブログに書かれたことは、後からこっそり書き換えたり、削除したりすることができません。
一度公開された情報は、誰にも消せない記録として残り続けます。
一般的なブログとは全く異なる、この一見不便な仕組み。
なぜそんな奇妙なことをしているのでしょうか?
2. 何が起きているのか:消せない記録、見える歴史
通常のブログやウェブサイトでは、管理者はいつでも記事を自由に編集し、削除できます。
その変更履歴が外部から見えることはありません。
しかし、このブログは違います。
- 一度公開した記事は、原理的に消せません
- 記事を修正した場合、いつ・どのように変更されたかの全履歴が、誰にでも検証可能な形で公開されます
変更を加えるたびに、まるで古いページの末尾に「変更記録」と書かれた新しい紙が付け足されていくようなイメージです。
過去のバージョンが上書きされて消えることはなく、すべての歴史が否定できない証拠として積み重なっていきます。
3. この仕組みが提供する価値
このブログの記事には、その内容から算出したハッシュ値が Hedera Hashgraph 上に記録されています。
それによって保証されるのは、ただ一つ。
「この記事が、この内容で、この時刻に存在していた」
という事実です。
記事は、後から編集できます。追記も修正も、削除さえも可能です。
しかし、刻印されたハッシュと時刻は変わりません。
誰かが「あとから書き換えたのではないか」と疑ったとき、
元の内容とハッシュを照合すれば、その疑いが正しいかどうかは、誰でも検証できます。
この仕組みは、所有権を主張するものでも、特別な価値を付与するものでもありません。
ただ、知識が確かに存在したという事実を、改ざんできない形で残す。
そのためだけに設計されています。
4. 裏側で何が動いているか
この仕組みの裏側では、IPFS と Hedera という2つの技術が動いています。
- IPFS(InterPlanetary File System)
記事のデータそのものを、特定の場所に縛られずに保持する仕組み - HCS(Hedera Consensus System)
「いつ」「どのデータが存在したか」を、世界中のコンピューターが合意して記録する仕組み


ここで重要なのは、技術的な詳細よりも、その思想です。
このブログに表示されている記事の「公開日時」は、
あくまで運営者(著者)の主張に過ぎません。
しかし、記事に表示されている刻印情報が示す
Hedera Consensus Timestamp こそが、誰もが検証できる客観的な証明となります。
つまり、真実の源は運営者の手元を離れ、
誰にも支配されない客観的な記録(Hedera ハッシュグラフと、IPFSの分散ネットワーク)に委ねられています。
もし興味があれば、ページのタイトル部分の刻印や、フッターの改訂履歴から、この記録をご自身の目で実際に確認してみてください。
5. さいごに(これはまだ始まり)
この記事は、このブログが持つ思想的な側面を紹介するための導入です。
具体的な技術解説については、また別の記事で詳しく説明する予定です。
ちなみに、この仕組みを維持するためのコストは、現在の試算で年間数十円レベルです。
これは、一部の専門家だけが使える特殊な技術ではなく、誰にとっても現実的な選択肢となり得ることを示唆しています。
このプロジェクトはまだ完成形ではなく、発展の途上にあります。




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