ぷろたんガス先輩、最近ニュースで見たんだけど、いつもはライバル同士のAnthropicとかOpenAIとかGoogleが、みんなで何かを始めたって本当?一体何が起きてるの?



ああ、それは『Agentic AI Foundation』(AAIF)のことだな。AIが単に会話するだけでなく、自律的にタスクをこなす『エージェント』になる時代の、重要な土台作りの話だ。これはかなり大きな動きだよ。
…というわけで、こんにちは!POP@AIのぽぱたいです。ガス先輩の話、面白そうですよね。今回は、このAI業界を揺るがす大きなニュースから、特に知っておくべき4つの驚きのポイントをまとめてみました。
1. 驚きのビッグニュース!AI界のライバルたちが、なぜか手を組んだ?
今回のニュースで最も驚くべき点は、普段は激しく競争しているAI業界の巨大企業たちが、「Agentic AI Foundation(AAIF)」という一つの財団のもとに協力し始めたことです。
創設メンバーには、AI開発の最前線を走る企業がずらりと名を連ねています。特にプラチナメンバーとして参加しているのは、Amazon Web Services (AWS)、Anthropic、Block、Bloomberg、Cloudflare、Google、Microsoft、そしてOpenAIといった、まさに業界のオールスターです。
では、なぜライバル同士が手を組むのでしょうか?それは、AIのような基盤技術においては、特定の企業に依存する「ベンダーロックイン」を避け、誰もが参加できるオープンな標準を作ることが、業界全体の健全な発展に不可欠だからです。かつてクラウド技術の世界で「Kubernetes」が標準となったように、AIの世界でも共通の土台作りが始まったのです。
2. 主役は「エージェントAI」。チャットボットの次に来るもの
AAIFが目指す未来の中心にいるのが、「エージェントAI(Agentic AI)」です。
これは、単にユーザーの質問に答えたり会話したりするAI(チャットボットなど)から、自律的に意思決定を行い、他のAIシステムと連携しながら複雑なタスクを完了させるAI への大きなシフトを意味します。例えば、旅行の計画を頼んだら、フライトの予約からホテルの手配、レストランの予約まで、AIが自動で連携してこなしてくれるような世界です。
AAIFは、この強力な新技術が、閉鎖的ではなく、透明性と協調性をもって発展していくことを保証するために設立されました。
3. AIの「共通語」が爆誕?MCPが変える未来
AAIFが最初に手がける重要なプロジェクトの一つが、Anthropic社から提供された「Model Context Protocol (MCP)」です。
MCPを簡単に説明すると、AIモデルを外部のツール、データソース、アプリケーションに接続するための「世界共通の標準規格(プロトコル)」です。AIにとっての「USBポート」や「万能翻訳機」のようなものだと考えると分かりやすいでしょう。
このプロトコルは、すでに驚くべき速さで業界に浸透しています。
• 公開からわずか1年で、10,000以上 のMCPサーバーが公開。
• ChatGPT、Claude、Cursor、Gemini、Microsoft Copilotといった主要なAIプラットフォームや、開発ツールである**Visual Studio Code (VS Code)**などで採用。
• AWS、Google Cloud、Azure などの大手クラウドプロバイダーもサポート。
4. これは始まりにすぎない。オープンなAIエコシステムへの道
AAIFの目的は、MCPの標準化だけにとどまりません。AIエージェント開発のための完全なエコシステムを構築することを目指しており、その証拠に、創設プロジェクトとして他に2つが挙げられています。
• Block社の goose: エージェントのワークフローを構築・実行するためのオープンソースAIエージェントフレームワーク。
• OpenAI社の AGENTS.md: AIコーディングエージェントに対して、プロジェクト固有の一貫した指示を与えるためのシンプルな共通規格。
これら3つのプロジェクト(MCP, goose, AGENTS.md)が揃うことで、AIエージェント間の「通信方法」から、開発の「骨組み」、そしてエージェントへの「指示書」まで、開発スタック全体を標準化しようという壮大な構想が見えてきます。つまり、AIエージェント同士が話すための**『通信プロトコル (MCP)』、エージェントを動かすための『実行フレームワーク (goose)』、そしてエージェントに的確な指示を出すための『指示書フォーマット (AGENTS.md)』**という、三位一体のエコシステムを構築しようとしているのです。



AAIFの初期プロジェクトはこの3つ。それぞれ重要な役割を担っているよ。
AI モデルと外部ツールを繋ぐための「標準プロトコル」
AI エージェントを構築・実行するための「オープンソースフレームワーク」
AI エージェントにプロジェクトの動かし方を教えるための「標準ガイド」
まとめ
今回発表されたAAIFの設立は、AI業界が「エージェントAI」という次のステージに向けて、閉鎖的ではなく、オープンで協調的な未来へ大きく舵を切ったことを示す重要なサインです。
MCPのような新しいオープンスタンダードは、単なるニュースではありません。ガス先輩のような開発者や、私たちPOP@AIコミュニティのメンバーが、これから実際に触って何かを作ることができる「道具」です。
この大きな動きが、今後どのようなイノベーションを生み出していくのか。POP@AIとしても注目し続け、近いうちにこれらの新しいプロトコルを使った何かを試してみたいと思います!




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